幼い僕らは過ぎてく生命の なぞった先を知ることはなく 向かいのホームに降り立つ足音 数えてるうちに遠ざかってく 寂れたレストランの壁に 色の褪せたレプリカ あの頃も今も変わらないはずなのに 昨日の僕にさよならするよ 夜を抜け出して戻らない場所へ ああ一度だけ もう一度だけ filmoの世界に連れ出しておくれよ 夢から醒めたら 想い出を解いてくよ いくら嘆いても溢れる涙の 辿った跡は冷たくなってく 曇り硝子の片隅 時が止まって見えた 夢と現実の真ん中で揺れてるよ 消えた時計の針を探して 記憶の過程を逆さに巡るよ あと少しだけ もう少しだけ はぐれた世界に連れ戻してよ 目の前の景色が あの日と混ざってくよ 消えた時計の針を探して このまま二度と戻らない場所へ ああ一度だけ もう一度だけ filmoの世界に連れ出しておくれよ 夢から醒めても 君だけを描いてるよ