AWAオフィシャルライター12名が、2021年の個人的ベストソングを発表!
全曲コメントが寄せられていますので、楽曲とあわせてチェックしてみてください。
・Official髭男dism「Cry Baby」
容赦なくスリリングすぎる展開と、それをきっちりポップスに着地させる技量。ヒゲダンだからこその屈指のキラーチューン。(ロッキン・ライフの中の人)
・和ぬか「寄り酔い」
TikTokでも話題になった一曲。だけど、この歌は<部分>以上に<全体>の装いが秀逸。そう、和ぬかはソングライティングのセンスが秀逸で。独特のリズムアプローチが楽曲に何とも言えない高揚感を生み出していく。(ロッキン・ライフの中の人)
・Tempalay「ああ迷路」
サイケデリックと求心力のあるメロディーラインの融合。絶妙なバランスで構成された楽曲展開が圧倒的(ロッキン・ライフの中の人)
・ずっと真夜中でいいのに。「あいつら全員同窓会」
ゲームとのコラボ楽曲でもあるが、ACAねの気持ちも今までの曲よりぶちまけてる印象。でもリスナーにとっても、実際の生活の人付き合いの中では、なかなか実行できない「どうでもいいから置いてった」を代わりに叫んでくれて、そこから続く正直な歌詞に救われた人は多いだろう。サウンドが絶妙に楽しげなのもより安心する。(遊津場)
・chilldspot「Monster」
「あなたは誰なの?」このサビの言葉に身ぐるみ剥がされる。それだけの力を持つボーカル比喩根のすごさ。まだあどけなさも残る10代が歌うからこそ響くものもある。もちろんそれは高品質で、どういった音楽を聴いてきて作り上げたの?というバンドサウンドの土壌があるから。ライブでのこの曲の入りもヤバかったんだ…(遊津場)
・崎山蒼志「嘘じゃない」
アニメ「僕のヒーローアカデミア」のED曲でもあるこの曲。ヒロアカの世界も反映された歌詞も秀逸で、こんなシンフォニックでカオスなエレキギターを混ぜ合わせたサウンドを支配下に置いているのに驚いた。そこに彼の持つ独特の"揺らぎ"と「嘘じゃない」という言葉の"揺らがない"芯の強さのコントラストにやられた。(遊津場)
・トリッピー・レッド/プレイボイ・カルティ「Miss The Rage」
ライブが封印されたコロナ禍の鬱憤を発散させるジャンル、レイジを普及させた一曲。メタル・トラップとも呼ばれた暴発的ザラつき、そしてレトロゲームのようなサウンドはかなりの衝撃でした。革命家であるトリッピー・レッド、プレイボイ・カルティの快進撃は今後も続きそう。(辰巳JUNK)
・オリヴィア・ロドリゴ「good 4 u」
世界中で「パーティーの帰還」を盛り上げまくった痛快な一曲。Y2Kブーム、そしてポップパンク・リバイバルを完璧に象徴するメガヒットに。(辰巳JUNK)
・Mitski「Working for the Knife」
ビジネスや競争から逃れられない表現者の苦悩を吐露するかのようなオルタナティブ。比喩的なリリシズム、それら言葉の渦をリスナーの耳に落とし込んでいくダークなプロダクションが素晴らしいです。(辰巳JUNK)
・SIRUP「Keep In Touch feat. SUMIN」
「何かあったらいつでも連絡してね」という寛大な優しさとともに、「今すぐにでも連絡して欲しい」という恋の不安が相互に絡み合う。胸を締め付けるほどに切なく、美しい。至極のハーモニー、先鋭的なトラック、鳥肌が立つような歌声、全てが「第二章」のSIRUPの幕開けにふさわしいほど絶品だ。(竹田ダニエル)
・H.E.R.「Change (from the Netflix Series "We The People")」
Netflixのアニメシリーズ「We the People」で用いられている、教育・エンパワメントソング。若者が勇気を持って行動を起こすこと、市民としての社会的責任や「学ぶ」ことによって生まれる連帯など、映像作品と一緒に楽しむとさらに鼓舞される。社会的なモチーフを美しいR&Bに落とし込んで社会に発信していくH.E.R.のスタンスが強く反映されている、力強くて優雅な一曲。(竹田ダニエル)
・SZA「Good Days」
コロナ禍、とにかくこの曲に救われました。行く場所もなく、毎日田舎町を一人で散歩しているときにこの曲を聴くと、空が広がり、優しく抱きしめられているような感覚になる。ジェイコブ・コリアーの天使のようなコーラスボーカルも天に昇るほど美しい。癒し、そして祈りのような曲。(竹田ダニエル)
・2PM「Make it」
メンバー全員が除隊し、約5年ぶりに揃って披露する曲ということで、公開前から期待していましたが、「拒否できないほど強力に惹かれ合う」というテーマ通り、聴いた瞬間一気に惹き込まれてしまいました。色気も増して大人の余裕が感じられるセクシーな歌声が魅力。MVも目が離せなくなるほど見入ってしまいます。(Zackey)
・Stray Kids「Thunderous」
去年リリースの「God’s Menu」「Back Door」もインパクト大でしたが、今年もシビれる曲が世に出ました!MVが自身最速(公開してから55日16時間2分)で1億回再生を突破。韓国伝統楽器と強烈なラップ、ブラスサウンドの調和が絶妙で、“トゥエッ トウェッ トウェッ”というパンチの効いたフレーズも最高。(Zackey)
・NCT 127「Favorite (Vampire)」
イリチルの大人セクシーを堪能するならこの曲!柔らかな口笛とセクシーな歌声に吸い込まれるような陶酔感が味わえます。悲劇の恋物語ですが、終わりがきても「あなただけがすべて」という深い愛が伝わり、心が満たされます。「You’re my favorite」と言われている気にもなるので、癒されたい時におすすめ。(Zackey)
・sunwoojunga「in the bed」
「あのさ私たち、ただこのまま生きようよ。 大したことはなくても、2人で毎日をささやかに。」とsunwoojungaは歌います。そしてこの曲は僕にこう囁きます。"日常の中にある、ささやかで小さな出来事から生まれる幸せが何よりも大事なことなのよ"と。僕が楽曲であんなにもたっぷりと泣いたのは初めてでした。(okkaaa)
・宇多田ヒカル「One Last Kiss」
没入感あるサウンドやリズム感は勿論ですが、喪失感と煌めきのこの見事な往復を遂げる歌詞に何度心打たれたことか....(okkaaa)
・girl in red「Serotonin」
「私のセロトニンが足りなくなってきた」と精神の欠落の過程を描きながら、現代社会での挫折と絶望をうまく描いているように見えます。アイロニカル、でも楽しく。その姿はとてもかっこいいですし、インディーポップとヒップホップ調の融合具合もツボですね。(okkaaa)
・スウェディッシュ・ハウス・マフィア/ザ・ウィークエンド「Moth To A Flame」
2013年に解散した後、再結成を果たしたSwedish House Mafiaの約9年ぶりとなる再始動第3弾シングル。R&Bスーパースター、The Weekndとコラボした話題作で、2010年代のハウスの良さを継承しつつ、モダンに進化させたサウンドに甘美で官能的な歌声のコンビネーションは圧巻です。(MNN)
・Peno feat. Canta Bille , Gersonik , aon「ランデブー(Canta Bille Remix)」
ゴスペル風で爽やかな楽曲を日本人プロデューサーのCanta Bille(カンタバイル)がリミックス。甘酸っぱい恋の記憶やノスタルジーに浸れるエモーショナルなFuture Houseにアレンジされていて、日本語リリックとなっているため、EDMにあまり馴染みのない人でも親しみやすく聴きやすい1曲です。(MNN)
・Aiobahn feat. rionos「ここにいる」
この曲自体は2019年リリースなのですが、2021年7月についにAWAでサブスク解禁されたため、嬉しさのあまり選曲しました。韓国出身のプロデューサー、Aiobahnが日本人女性シンガーのrionosを迎えた楽曲で、切ない気持ちを掻き立てる歌詞が感情を揺さぶりまくる最高にエモい日本語EDMです。(MNN)
・Morgan Wade「Wilder Days」
今のアメリカーナシーン、カントリーロックシーンで多くの注目を浴び、高く評価されたモーガン・ウェイドのソロデビューアルバムの幕開けを飾る曲。淡く切ない想いをハスキーボイスで真っ直ぐに歌う、悲しみも力強さも感じる一言では表現できない素晴らしい音楽です。(CHIE HORIGUCHI)
・Jackson Browne「My Cleveland Heart」
「どんな困難にも負けないハート」=クリーブランドハートという表現の歌詞は、60年代後半から現在に至るまで活躍し続け、人生の酸いも甘いも知っているジャクソンブラウンだからこそ歌える説得力と凄みがあるように感じます。何度も繰り返し聴きたくなってしまう極上のアメリカーナ。(CHIE HORIGUCHI)
・トニージョーホワイト「Bubba Jones」
2018年に亡くなったスワンプロックのパイオニア、トニージョーホワイトのホームデモをベースに、ダンオーバックがセッションメンバーたちと共に製作し蘇らせ完成させた作品。たくさんのミュージシャンや関係者からの愛とリスペクトが詰まった、命は尽きても魂が生き続けているような奇跡の録音です!(CHIE HORIGUCHI)
・ポール・マッカートニー/クルアンビン「Pretty Boys」
「原曲ありきのリミックス/リワーク」という印象を大きく超える作品が印象的な年でした。こちらはポール・マッカートニー2020年作のリミックス版より、クルアンビン曲。クルアンビンのファンクネスがここではニューウェーブなノリに聞こえて素晴らしい。そして原曲を聞き返すと全然違う!ぜひ合わせて聴いてください。(高橋アフィ)
・VANO 3000/BADBADNOTGOOD/Samuel T. Herring「Running Away」
BADBADNOTGOODの2014年の曲「Time Moves Slow」をVANO 3000がリミックスした曲。AdultSwimトレンドの一部としてTikTokでヒットし、すでに20億回以上再生されているとのこと!元々は非公式なリミックスでしたが、現在は全てクレジットされ配信されています。(高橋アフィ)
・Brijean/Sam Gendel「Ocean (Sam Gendel Remix)」
Brijeanの曲のSam Gendel Remix。リミックスワークにも関わらずどの瞬間もこってりSam Gendel印となっており、独特の浮遊感ある音像が気持ち良いです。ソロ作もコラボ作も多作かつどれも名作で、2021年はずっとSam Gendelの年でしたね…。(高橋アフィ)
・Dos Monos「A Spring Monkey Song (feat. 崎山蒼志, SMTK & 小田朋美)」
才能と才能がぶつかり合い、大きなうねりとなって押し寄せる。Dos Monosの原曲をベースに、SMTKのジャジーかつ攻撃的なアンサンブル、小田朋美の滑らかなキーボード&コーラス、そして何より崎山蒼志の他では聴くことの出来ない巧みなラップスキルに圧倒された。(Sugar)
・Official髭男dism「アポトーシス」
大ヒットした”Pretender”を経て更にスケールの大きな時間軸で終わりや別れを描いた詞が胸に沁みる。緻密なプロダクションと転調を繰り返しながらも、普遍的なポップスとしての強度を兼ね備えたヒゲダンならではの一曲。(Sugar)
・KOTORI「Anywhere」
涼しさと心地よさと激しさが同居。幻想的なコーラスと轟音シューゲイズギターが支配する7分超の大曲。「ここで演奏するために作った曲」と話したフジロックでのパフォーマンスも素晴らしかった。(Sugar)
・ヴィヴィ(Vo.八木海莉)「Sing My Pleasure」
疾走感あふれる幻想的なサウンドとキャッチーなメロディが特徴的な、アニメ「Vivy -Fluorite Eye's Song-」のOP主題歌。シンガー・八木海莉の無機質さと温かさが合わさった独特な歌声の虜になってしまった人も多いことだろう。AI歌姫・ヴィヴィの100年の物語に寄り添った歌詞にも注目してほしい。(河瀬タツヤ)
・ルミスフィレス(CV: 佐倉綾音) & 鶴音リレイ(CV:野口瑠璃子)「Fairy Yell」
ゲーム「魔法使いと黒猫のウィズ」のイベント「Fairy Chord」シリーズの最終章を飾った楽曲。シンフォニックとロックが融合した力強くも幻想的なサウンドと、ルミスとリレイの息の合ったツインボーカルが非常に美しく、特にDメロの掛け合いの高揚感は素晴らしいの一言。彼女たちの絆を歌から是非感じてほしい。(河瀬タツヤ)
・星街すいせい「Stellar Stellar」
VTuberの音楽シーンの中でも眩い輝きを放つ、ホロライブの歌姫・星街すいせい。デジタルアルバムチャートで2冠を達成したアルバムリード曲は、TAKU INOUEの壮大なサウンドと、彼女の卓越した歌唱力が合わさった名曲だ。彼女の音楽への想いを歌った詞は、夢を手繰り寄せた彼女の歩みを知ると解像度が更に上がるはず。(河瀬タツヤ)
・AKB48「根も葉もRumor」
ファンキーなギターのカッティングが、激しい動きから突然静止しポーズを取るロックダンスに彩りを加え、高揚感のあるサウンドとして聴かせてくれるナンバー。2020年代の最新型アイドルソングです。(イントロマエストロ藤田太郎)
・和田アキ子「YONA YONA DANCE」
ジャパニーズソウルシンガーのレジェンドが、ロックバンド、フレデリックが制作した楽曲をダンサブルに歌う!世代を越えたコラボが作り上げたグルーヴが最高!この曲、知らなきゃ損です!(イントロマエストロ藤田太郎)
・ENDRECHERI「GO TO FUNK」
堂本剛ソロ・プロジェクトの、曲のどこを切り取ってもFUNKの楽しさが溢れ出てくるナンバー。音楽に身を委ねたいときにオススメです。(イントロマエストロ藤田太郎)
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